悪徳業者・ヤミ金とは?
通常貸金業を営むためには行政機関に登録していなければならないのですが、
ヤミ金の場合は「未登録＝貸金業登録番号が無い」。
または「法定利息を超えた高金利」で貸付を行っている違法業者をヤミ金と呼びます。

債務者の弱みに付け込み徹底的にお金を絞り取ろうとする悪質な業者ですが、
その手口は年々巧妙化し、被害者も増加傾向にあるようですので注意が必要です。
このページでは悪徳業者・ヤミ金の代表的な手口を紹介しておりますので、
被害に遭わないためにもしっかりと悪徳業者について知っておきましょう。

知っておこう！悪徳業者・ヤミ金の手口！

『紹介屋』
新聞や雑誌、電柱などに「低金利、○○万円まで即融資、来店不要」など
いかにも簡単にお金を借りられそうな広告で債務者を呼び込みます。
実際に申し込んでみても「ウチでは貸せないから別のところを紹介する」などと言い、
紹介されたところで融資を受けると「紹介料」などを騙し取る手口です。

『整理屋』
「低金利一本化」「他社で断られた方歓迎」「債務整理相談無料」などと甘い広告で債務者を呼び込み、
いざ申し込んでみると「ウチでは貸せないから借金を整理しましょう」と持ちかけます。
債務整理はいい加減な場合がほとんどで、異常なまでに高い手数料を取られてしまうものから、
弁護士まで紹介してくる場合もあります。
もちろん紹介された弁護士は悪徳業者の仲間ですので、信用しない方が良いです。

『買取屋』
買取屋とは多重債務者をターゲットにクレジットカードで家電製品や金券等を大量に購入させ、
これらの商品や金券を定価の2〜4割くらいで下取り⇒転売して多額の利益を得ている業者です。
クレジットカードを使った債務者は下取り分の現金を受け取ることができますが、
後日、クレジットカード会社から請求が来ますので、さらに債務状況が悪化してしまいます。

『０９０金融』
電柱の広告やチラシなどに「ブラックOK」「今日だけ○万円融資!」などの甘い文句と、
業者の電話番号を書いておき、広告に釣られて申し込んだ債務者に小額融資を行うヤミ金です。
チラシには「貸金業登録番号」が無い、連絡先には固定電話の番号が必須なのに携帯番号しか書かれていない等、完全な違法業者ですので絶対に申し込んではいけません。
返済が遅れると厳しい取立てがあり、弁護士に相談しても業者まで辿りつけない場合も多いようです。

『押し貸し』
借金などを申し込んでいないのに、勝手に自分の口座に振込んで取立てを行う業者です。
狙われやすいのは多重債務者や、ネット上で口座情報を公開している人の他、
街頭アンケートなどで聞き出している場合もあるので注意が必要です。
もちろん支払い義務は無いのですが、
無難に業者から「振り込まれた金額をそのまま」振り込んでおくだけで構いません。

『システム金融』
債務に苦しむ中小企業向けにFAXやダイレクトメールなどで融資の勧誘を行い、
法外な金利（1000％など）で貸付を行う手口です。一時的に現金が手に入るとはいえ、
支払いが困難な状態な上に超高金利なため、返済することはまず不可能です。

「ブラックOK」「無審査」「超低金利」などの甘い言葉に決して惑わされないようご注意下さい。

もしもヤミ金の被害にあってしまったら？

一人で悩まずにすぐに警察や金融相談窓口で相談しましょう。

相談窓口については「金融関係の相談窓口」のページで紹介しております。

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